• "保育士"(/)
ツイート シェア
  1. 石川県議会 1999-06-28
    平成11年 6月28日厚生環境委員会-06月28日-01号


    取得元: 石川県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    平成11年 6月28日厚生環境委員会-06月28日-01号平成11年 6月28日厚生環境委員会 平成11年6月28日(月)厚生環境委員会  志賀原子力発電所1号機の非常用ディーゼル発電設備クランク軸ひびについて、環境安全部及び参考人として出席した北陸電力㈱から説明を聴取した後、質疑応答が行われた。  休憩後再開し、平成11年第3回県議会定例会に提案され、本委員会に付託された議案2件及び報告3件(議決不要)並びにその他の報告事項について執行部から説明を聴取し、質疑応答が行われた後、採決した結果、議案2件は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決した。  なお、所管事務調査事項については閉会中も継続審査すべきものと決した。 △(説明志賀原子力発電所関係について) ◎斉藤直 環境安全部長   定期点検をしていた1号機について、6月14日、北陸電力㈱から非常用ディーゼル発電設備クランク軸ひびが認められた旨の連絡を受けた。関係市町に連絡するとともに、15日には安全協定に基づき、関係市町とともに発電所に立ち入り調査を実施し、状況確認を行った。21日には、クランク軸を製造元の新潟鉄工所に搬出、現在、原因究明調査を実施しているとの報告を受けている。  なお、ディーゼル発電設備は今回のひびが発見されたものも含め3台あり、うち1台は点検を終え異常なし、残る1台も順次点検を行うと聞いている。  北陸電力㈱に対し、原因究明対策について、早急かつ着実に行うよう厳しく指導していきたい。 ◎石原實 北陸電力常務取締役   このたびのディーゼル発電機ひびの件について、県民に多大な不安と心配をかけていることに深くお詫び申し上げる。  非常用発電機B号機定期点検中、6月13日にクランク軸の浸透探傷試験線状の模様を発見し、14日に超音波探傷試験の結果、長さ約17㎝、最大深さ約 2.7㎝のひび確認したものであり、現在、メーカーに運び、徹底的に原因究明調査を行っている。 ◎千代鴻一郎 北陸電力原子力部部長   ディーゼル発電機とは、所内で使う機器のための非常用の電源を供給する設備である。  定期検査で、クランク軸ひびが判明したため、工場に送り、現在詳細な調査を行っている。早期の原因究明と確実な再発防止対策を講じ、信頼回復に努め安心してもらえる原子力発電所にしていきたい思っているので理解をいただきたい。 (質疑応答) ◆石田忠夫 委員  非常用発電機は試運転も入れて実働時間はどれくらいだったのか。
    千代鴻一郎 北陸電力原子力部部長  現在まで約300時間である。 ◆石田忠夫 委員  3基とも300時間なのか。 ◎千代鴻一郎 北陸電力原子力部部長  3基とも同様に300時間である。 ◆宮下登詩子 委員  前回の事故では、北電は下請けの仕事は元請けがすべて責任を持ち、当社はタッチしないと言った。今回もそういうことか、また設置時にどのようなチェックを行ったのか。 ◎千代鴻一郎 北陸電力原子力部部長  前回トラブルは、日立一体となって原因究明し、再発防止対策を実施してきた。品質管理についても両社それぞれ改善を実施してきた。今回も日立一体となって原因究明再発防止に取り組んでいきたい。 ◆宮下登詩子 委員  通産省は、設置時にどのようなチェックをしたのか。また、新潟鉄工所でのクランク軸調査の公開は保証されるのか。 ◎千代鴻一郎 北陸電力原子力部部長  据え付け時に所定の性能があることを実際に運転して確認しており、国の検査もある。原因調査の結果については、国に報告するとともに国の確認を受け、県、志賀町、富来町、安全管理協議会にも報告する。 ◆宮下登詩子 委員  何故、5回目の定期点検でしかわからなかったのか、また何故分割して点検するのか。 ◎千代鴻一郎 北陸電力原子力部部長  クランク軸検査については、一般に技術的な観点からいって分割して検査するやり方をしており分割してみればそれらの異常について事前調査することができると考えている。 ◆宮下登詩子 委員  他の原発でも分割して検査しているのか。 ◎千代鴻一郎 北陸電力原子力部部長  他社のことについては、お答えできない。 ◆宮下登詩子 委員  品質管理のマニュアルを公開すべきでないか。 ◎千代鴻一郎 北陸電力原子力部部長  現在原因調査を行っているが、再発防止対策が出来次第、必要な情報は積極的に公開し、皆様理解を得たい。 ◆宮下登詩子 委員  元請け日立責任は重大だと思うが、日立責任についてはどう考えているのか。 ◎千代鴻一郎 北陸電力原子力部部長  原因究明等はこれまでも日立一体で実施してきた。今回も一体となって協力してやっていきたい。日立責任は、原因追求及び再発防止対策を確実に実施することと考えている。 ◆宮下登詩子 委員  過去の不祥事の教訓を2号機にどう活かすのか。 ◎千代鴻一郎 北陸電力原子力部部長  品質管理については、改善策を実施してきた。社長をトップとする委員会を作り体制を充実してきた。当社日立トップの会議を持ち、品質保証の充実に努めてきた。トラブル教訓は当然2号機に反映させたい。 2号機の着工については、1号機の原因究明再発防止対策を明確にし、皆様理解を得たうえで進めていきたい。 ◆宮下登詩子 委員  安全管理協議会は、いつ頃開催されるのか。原因究明対応を決めてから開くのか。 ◎斉藤直 環境安全部長  7月6日に開催を予定している。それまでに原因究明され、再発防止対策が出来ていれば、その場で審議をいただくが、出来ていなければ、また対応を考えていきたい。 ◎石原實 北陸電力常務取締役  原因究明でき次第公表して、皆様理解をいただきたい。 △(説明厚生部関係) ◎藤井充 厚生部長   (1) 付託案件について   ①議案第4号 石川介護保険審査会公益代表委員の定数に関する条例について   ②報告第5号 平成10年度石川一般会計繰越明許費繰越計算書について(関係分)   ③報告第9号 平成10年度石川県立中央病院事業会計予算繰越計算書について   ④報告第18号 法人経営状況報告について(財団法人いしかわ子育て支援財団)  (2) 要援護高齢者実態調査結果の概要について    この調査は、給付対象の要介護者・要支援者などについて昨年秋に実施したものである。調査の結果、要介護者・要支援者数の推計は、在宅高齢者24,488人、施設入所者 5,358人となっている。10月からの要介護認定の判定結果により、数字の変動が考えられる。  (3) 第48回石川戦没者慰霊式について    8月3日に金沢市野田山の県戦没者墓苑で実施する。  (4) 保育士就職支援講座開催について    年度途中の入所児童受入体制整備を図るため、保育士資格を有し、保育所への就 職を希望する人を対象とした保育講座を七尾市及び金沢市で開催する。 △(説明環境安全部関係) ◎斉藤直 環境安全部長   (1) 付託案件について   ⑤議案第8号 請負契約の締結について(白山室堂ビジターセンター建設工事(建築))   ⑥報告第5号 平成10年度石川一般会計繰越明許費繰越計算書について(関係分)  (2) 南竜ケ馬場ビジターセンターのオープンについて    登山者利用拠点として南竜ケ馬場ビジターセンターが、7月1日にオープンする。  (3) 第1回地域視察金沢加賀地区)における陳情について    加賀市から要望のあった「自然環境の保全と緑の育成事業」については、引き続き植生図提供など情報提供に努めるとともに、ふるさとづくり事業についても、計画がまとまった時点で関係省庁と連携を取りながら対応していきたい。 (質疑応答) ○宮下源一郎 副委員長  要援護高齢者実態調査報告の中で、現在、特別養護老人ホーム老人保健施設に入所している高齢者のうち、自立または要支援とされる 284人は、介護認定審査の結果により施設を退所しなければならないのか。 ◎藤井充 厚生部長  市町村の介護認定審査会において、自立または要支援と判定されても、経過措置により5年間は退所しなくてもよい。 ◆山田憲昭 委員  白山室堂センターでは、非常食のほかに食事提供が出来ないのか。 ◎斉藤直 環境安全部長  食事提供するとなると大規模な施設が必要となり、また十分なスペースがないので、現状では難しい。事前PRを十分行うとともに、非常食にも十分工夫を凝らしたい。 ◆木本利夫 委員  明日で金沢地震から 200年となる。県民への防災意識PRが弱いような気がするがどうか。 ◎斉藤直 環境安全部長  金沢地震から 200年となるので、6月19日にこれを記念したセミナーを開催した。 500人以上の参加者を得て、大盛況裡に終わった。活断層調査結果等についても、パンフレットを関係団体等に配布して注意を喚起していきたい。  また、本日から1週間ほど県庁新館の廊下に活断層調査等のパネルも展示する。...